2011年12月2日金曜日

第三回研究会を実施しました!

小見まいこです。

昨日は、第三回研究会。
小・中・高校・大学の先生と
行政職員、NPO関係者、自営業、企業の人など14名の方が参加してくださいました。


内容は、オープンスペーステクノロジーという新しい手法を用いて、
「このメンバーと話し合ってみたいこと」という主題で、
それぞれ切実で、情熱を傾けられるテーマを出し合いました。

「日本の子どもたちがイキイキするには」
「働くことと学ぶことの関係について」
「新潟が夢が実現する国になるには」
「交流の場が生まれる学校のグランドデザイン」
「30代からのキャリア。何を大切に選択しましたか」

などなど、多様なテーマが出てきました。


みなさん、自分が出したテーマ、
あるいは自分で選んできたテーマなので、

熱心に楽しく話し合いを重ねていました。


最後はテーマを掲げた人に
「話し合ったことで得たこと、気付き」を
3つにまとめてもらいました。

たとえば、
「働くことと学ぶことの関係について」では、
●嫌いな勉強だから意味がある
●先生は勉強の意味や勉強の大切さをもっと生徒に伝えるべき
●社会とのつながりについて大人が伝える場をもっと設定した方がいい

「日本の子どもたちがイキイキするには」では、
●徳島県の上勝町の「いろどり」では、
役割と舞台を与えられたお年寄りがイキイキ働いているという事例を知った
●ほめられることは大人も子どもも嬉しい
●みとめられることが大切

などが最後に発表されました!

話し合っていない人もどんな対話が生まれたのか共有でき、
それぞれの現場に活かされそうだというワクワク感が生まれました。

みなさんの感想を紹介します。

◎いい事を言おうとせず、感じたことを語れる場と人がいることが嬉しい。
◎学校と家の往復で、人とのつながりが狭まっていて、学校の問題で頭がいっぱいだった。異業種の方と話すことで、学校で生き方を考える機会をつくる必要性など、大切なことに気付かせてもらった。
◎否定しないムードが自然と生まれていた。
◎教科や学活、道徳などで、話し合いの楽しさを伝えられれば、いい学級づくりができそうだ。
◎人と関わるのが嫌だという生徒の対応に困っていた。あきらめずにその子の話をじっくり聴いてみようと思った。そのままでもいいけれど、人とつながることはたのしいんだよと伝えたい。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました♪

次回は、新年会も兼ねた研究会を実施する予定です。

◆日時:平成24年1月20日(金)19:00〜
◆場所:未定(駅か古町周辺を予定しています)

教育に関心のある方、授業づくりや学級運営について情報共有したい方、
ファシリテーションについて学びたい方など、
お気軽にご参加ください(^^)/


みなさんのご参加をお待ちしております。




2011年11月29日火曜日

話し合い活動で主体的な学習姿勢を育む!

小見まいこです。


本日、新潟市立両川中学校の1年生向けの総合学習で、
ファシリテーション授業をさせていただきました。

2回目となる1年生の授業は、

「15年後の両川がこんな地域だったらいいな」がテーマ。


1回は、地域の良さ、誇りなど現状を話し合ったので、
それを活かしたらどんな地域の未来像が描けるか、
みんなでイメージを膨らませ、話し合いをしました。



2回目ということもあり、
自然な流れで「環境」「学校」「祭り」「地域の人」などという視点がでてきて、
それに沿って話し合いをしている班もありました。


先生とのふりかえりの中で、
どうしてファシリテーションを取り入れようと思ったのかをお伺いできました。




「地域学習に基づいたミュージカルなど体験するだけでなく、学びや気付きをふりかえり、来年にちゃんとつなげることをしたかった」


「娘の就職活動の際に、いろいろな企業で、話し合いやグループ討議をしたと聞き、小・中学校のときから、自らの考えを構築し、話し合いを重ねて行く経験をさせたかった」


とのことでした。


ファシリテーション導入の結果は、すぐに表れたりするものではないかもしれませんが、
今回のことをきっかけにして、
先生方が日々の授業や学校活動に取り入れていく、
日常化していくことが大切だなと改めて感じました。


最後は、個々に学びを落とすということで、
これから深めてみたい、調べてみたいテーマを出してもらいました。


多くの生徒が自分の意思で、
自らのテーマを書いていました。


自分で決めて、
自分で考えて、
自分で動いて、学んでいく。






そんな主体的な学習のベースづくりができたのかなと感じました。



2011年11月26日土曜日

両川中学校でのファシリテーション授業を実施しています。

事務局の本間です。

現在、両川中学校の全学年の総合学習で、
ファシリテーション授業をさせていただいています。


1年生は、「話し合いの楽しさや方法を学ぶ」
2年生は、「地域の誇りってなんだろう?」
3年生は、「1,2年生に残していきたい両川っ子としての誇りってなんだろう?」

など、学年によって多少テーマは違いますが、
ファシリテーションを使って、子どもたちの想いの共有や、
話し合いのスキルの向上を通じて、「表現力」を高めることを目的に実践しています。

各学年2回の授業と、12月2日には、地域の人をゲストにお招きした、
学習成果発表会のお手伝いもさせていただきます。

楽しみです。




2011年11月20日日曜日

ワークショップのご案内

ワークショップのご案内

代表の小見と事務局長の本間が大阪での講座で、参画型ワークショップの授業づくり、
総合学習ほかを研究されている
横浜国立大学の金馬国晴(きんまくにはる)先生とお会いしました。 
12月に新潟にいらっしゃるということで、
授業にワークショップを採り入れるためのポイントを、
実際にワークショップを交えてお話しくださることになりました。 
下記のように企画しましたので、情報交換も兼ねてご参加くださいませ。

■日時:12月12日(月)19:00~21:00
■場所:森の共育実修所「点塾」 
■テーマ:ファシリテーションを授業に取り入れることの意味とは
■参加費(お茶代):500円

第3回研究会のお知らせ

第3回研究会のお知らせ

「ファシリテーター型セミナー」の際のテーマであった
子どもが主体の授業をつくるには何が大切なのかを改めてみなさんと考えてみたいと企画しました。

オープンスペーステクノロジーという新しい手法を用いて、
それぞれのテーマやニーズに応じて楽しく話をする場になりますので、初めての方もお気軽にご参加ください。

■日時:12月1日(木)19:00~21:00 
■場所:青陵大学(部屋は調整中)
■テーマ:OST(オープンスペーステクノロジー)
「子どもが主体の授業をつくるためには」

課題、感じていることをテーマとして出し合い、小グループで話し合いをする。

■参加費(お茶代):500円

2011年11月18日金曜日

第二回研究会のご報告

10月26日(水)に第2回「にいがたファシリテーション授業研究会」を開催しました。

小・中・高校の教員に、指導主事、プロのファシリテーター、NPO関係者13名が参加。



内容は、高校の先生によるファシリテーションを用いた国語の授業の実践発表と

大学に出向中の中学校の先生による大学生向けに行ったワールドカフェを用いた事例紹介を
していただきました。

その後、生徒さんが書かれた模造紙をみながら、
活発な意見交換がされました。


印象に残っていることは、二つです。

・書くことは子どもにとってハードルが高く、
書くことにとらわれて話し合いが進まないなどの課題がある。
一方で、書くことで情報の可視化がなされ、話し合いが活性化していくなど…
「書く」ことの意味についての論議。

・「話し合いが活性化され、ねらいを達成するには」と工夫をこらした授業案作成や
子どもの成長を感じながらの授業運営を先生が楽しんでやっている。
その楽しさや熱が子どもたちにも伝わる…という「先生のあり方」についての論議。

笑いも生まれながら、研究会らしい真剣な話し合いや先生方のいきいきした様子を見て、
この活動の意味を改めて実感しました。


第三回は下記の通り予定しています。
詳細は追ってご連絡致します!

日時:平成23年12月1日(木)19:00〜21:00
場所:青陵大学 教室は後日連絡します。
出欠について:niigataft@gmail.comまで

2011年10月1日土曜日

第1回研究会を実施しました。

事務局の本間です。

9月15日に、第一回のにいがたファシリテーション授業研究会を開きました。
先だって行われた8月22日のセミナーを受けてくださって、
新しく参加して下さった先生が5名、合計で10名でした。



















初めての参加の方も多かったので、
「この研究会でなにがしたいか?」という内容で、
それぞれの想いを共有しました。

高校の先生も2名いらしたこともあって、
小、中、高と幅広い内容で話ができて、興味深いことも多かったです。



次回は、10月26日(水)19:00~青陵大学 6310講義室です。


実践発表
・小針小学校 キャリア教育
・新潟高校 国語
・上越教育大学 ファシリテーション
などを予定しています。

初めての参加も歓迎です。
参加希望の方は、niigataft@gmail.com までご連絡ください。

2011年9月8日木曜日

8月22日ファシリテーター型教師養成セミナー 報告

ファシリテーター型教師養成セミナー【基礎編】
子どもが主役!の授業づくり
~ファシリテーションを用いて思考力・判断力・表現力を育てる~


 
■日時:2011年8月22日(月)13:30~17:30

■場所:新潟青陵大学 6号館 6201講義室
        (新潟市中央区水道町1丁目5939番地)
■プログラム
第一部 実践者によるパネルディスカッション
「子どもが主役!の授業を目指して~ファシリテーションを授業で活かす方策~」
小学校・総合学習  …… 小林 厚司 氏(新潟市立小針小学校教諭)
中学校・国語    …… 藍澤まき子 氏(新潟市マイスター、新潟市立亀田西中学校教諭)
中学校・学級経営  …… 武者ひとみ 氏(新潟市立亀田西中学校教諭)
コメンテーター   …… 永野  修 氏(田上町立田上中学校教諭)
コーディネーター  …… 岩﨑 保之 氏(新潟青陵大学教授)

  

いよいよ、セミナーが始まります。前半は、にいがたファシリテーション授業研究会の代表小見より、「導入トーク」として、この会の設立趣旨、ファシリテーションとはなにか、今後の研究会の展望のお話がありました。
今回は、幼稚園から高校の先生、NPOや自営業の方など幅広い分野から、47名の参加がありました。




「パネルディスカッション」では、小学校と中学校より、ファシリテーションを使った実践発表が行われ、ファシリテーションをどのように授業に導入すると効果的か、実際の子どもたちの変化などが発表されました。


中学校国語での実践を発表された、亀田西中学校藍澤先生。古典「奥の細道」の読み解きにファシリテーションを用いることで、子どもたちの授業への参加意識向上や読解力向上という効果がありました。
 








後半の最初は自己紹介のゲームから。だんだんと場があったまっていきます。



いよいよ9グループに分かれグループワークに入ります。それぞれ、「子どもが主役の授業づくり」を念頭に、グループで話し合いたい内容を決め、それについてファシリテーション手法を使ったグループワークを行いました。
ファシリテーショングラフィックで、話し合いを可視化していきます。
最後は、グループでの話し合いを、全体で発表し、共有します。子どもたちの主体性や意欲を引き出すファシリテーションのよさを体感し、「本音で話せる、場づくりについて改めて考えるきっかけになった」など、グループワークを振り返っての感想がありました。

<参加者の感想>

・ファシリテータについて、少しずつわかってきました。
コミュニケーション力を育てる手立てとして有効だと思いました。できるところから取り入れたいです。
・改めて話し合うこと、話すこと、聞いてもらえることの楽しさ嬉しさを実感しました。



・様々な校種、業種の方と演習ができて良かった。肩に力をいれず、やれるところから実践していきたいです。

2011年8月24日水曜日

第一回研究会のお知らせ

にいがたファシリテーション授業研究会の研究会を開催します。
興味のある方、是非ご参加くださいませ。



日   時:平成23年9月15日(木)19:30~21:00
場   所:新潟青陵大学 6310演習室(8/22会場の一階上にある演習室です)
内   容:自己紹介、目的の共有、今後の活動方針と計画づくり
参加の連絡:ご参加いただける方はご連絡ください。 niigataft@gmail.com 






ファシリテーター型教師養成セミナー 終了しました。

こんにちは、にいがたファシリテーション授業研究会
事務局の本間です。

8月22日に、

「ファシリテーター型教師養成セミナー【基礎編】
 子どもが主役!の授業づくり」

無事に終了いたしました。

詳しい内容については後日UPしたいと思います。
簡単ではありますが、終了のご報告まで。





2011年8月4日木曜日

ファシリテーター型教師養成セミナー

ファシリテーター型教師養成セミナー【基礎編】
子どもが主役!の授業づくり

~ファシリテーションを用いて思考力・判断力・表現力を育てる~
一人ひとりの想いや意見に寄り添い、主体性や参加意欲を引出す“ファシリテーション”の
考えや手法は、企業活動や地域づくり、社会教育などさまざまな場で活用されています。
近年では、学校現場においても、総合的な学習の時間をはじめとして、教科や学級活動、
職員研修といった場面で導入が進み、多くの成果が上がりつつあります。
このセミナーでは、子どもの思考力・判断力・表現力を育てるファシリテーションの心得や
技術を学ぶことを通して、子どもが主役の授業づくりを目指します。是非ご参加下さい。

■日時:2011年8月22日(月)13:30~17:30

■場所:新潟青陵大学 6号館 6201講義室
        (新潟市中央区水道町1丁目5939番地)
■プログラム
第一部 実践者によるパネルディスカッション
「子どもが主役!の授業を目指して~ファシリテーションを授業で活かす方策~」
小学校・総合学習  …… 小林 厚司 氏(新潟市立小針小学校教諭)
中学校・国語    …… 藍澤まき子 氏(新潟市マイスター、新潟市立亀田西中学校教諭)
中学校・学級経営  …… 武者ひとみ 氏(新潟市立亀田西中学校教諭)
コメンテーター   …… 永野  修 氏(田上町立田上中学校教諭)
コーディネーター  …… 岩﨑 保之 氏(新潟青陵大学教授)

第二部 ファシリテーション演習
・話し合い活動を活性化させるファシリテーショングラフィックの活用法
・児童・生徒から想いを引き出すテーマ設定のあり方
       
■参 加 対 象  : 新潟県内の小・中・高校の教員 50名
■参  加 費  : 1,000円(資料代を含む)
                  新潟県生活科・総合的学習研究会の会員は500円
 

■にいがたファシリテーション授業研究会とは?
『ファシリテーションを用いて子どもが主役の授業づくりを広げる』ことを目的に、
新潟市の小・中学校の教員、 大学教員、まちづくりやNPOに携わるメンバーによる任意団体です。

■懇親会の案内
居酒屋こばちゃん(本町通8番町)  
18:30~20:30 / 参加費:4000円(2時間飲み放題)

主   催:にいがたファシリテーション授業研究会 
共   催:新潟県生活科・総合的学習研究会  特定非営利活動法人 新潟NPO 協会
後   援:新潟市教育委員会

■申込方法・申込先 
必要事項を電子メールで送信してください。
特定非営利活動法人 新潟NPO 協会 (担当: 本間莉恵)
〒950-0944 新潟市中央区上所2-2-2 ユニゾンプラザ1F   
TEL : 025-280-8750
・・・・・・・・ 〆切   8月8日(月)  ・・・・・・・・・・・
E-mail : info@nan-web.org   FAX : 025-281-0014
<ご所属>                                                      
<お名前(ふりがな)>                                                 
<住所>                                                                        
< 電話番号>                    <FAX>                                    
<E メール>                                                     
<懇親会>      出  席      /     欠  席