2014年12月3日水曜日

2014年度にいがたファシリテーション研究会 忘年会のご案内

みなさん、こんにちは!
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

ついに師走がやってきましたね…
忘年会のご案内です!

今年度の学びを振り返りながら、来年度の研究会の在り方や目指すところを
皆さんとざっくばらんに話しつつ、楽しい会にしたいと思っております。(^^)

ふるってご参加下さい♪


<にいがたファシリテーション授業研究会 忘年会のご案内>
●日時:12月21日(日) 18:00~20:00
●場所:ラ・ファットリア 〒950-0086 新潟市中央区花園1丁目6-29ワタシンビル2F
     TEL&FAX 025-250-7883
     http://www.lafattoria-niigata.com/#section-3

●申込:12月19日(金)までに、事前に出欠をお知らせいただけると幸いです。
→info@miraisworks.com
(お店からの要望で、食べ物のアレルギーがある方は申込みにてお伝えください。)

11月定例会のご報告

みなさんこんにちは!
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。
今日新潟市は初雪を観測したそうです。
寒さが一層深まるこの季節、体調管理にはお気を付け下さいね。

さて、11月定例会のご報告です。

11月は「ファシリテーションを授業で導入する!
~20分でできるファシリテーションネタを持ちよろう 第2段~」ということで
新潟市立上山中学校 藍澤まき子先生によるファシリテーション授業体験と、
新潟市立小合中学校 保科賢一郎先生による「FT20にへの挑戦」と題したプレゼン発表をもとに
みんなで授業にファシリテーションを取り入れる上で大切な視点、要素などを話し合いました。


 
当日の内容を簡単に振り返ってみたいと思います。
まずは、チェックイン。
「うそつき自己紹介」というワークを通して
参加者同士がお互いに知り合っていきます。
 
この研究会は、小中高大の先生方だけでなく
民間、行政、学生、NPO…様々な立場の方が集う場となっています。
毎回初めての参加者の方がいらっしゃいますので
気になっている!という方はお気軽にお声掛けくださいね。
 
チェックインの後は、藍澤先生による模擬授業。
「文章の”よさ”を表現させるための手立てとしてのファシリテーション」
ということで、中学校1年生の国語時間の設定で、
『星の花が降るころに』という物語を読み、その良さをグループワークにより
深めていく授業を体験しました。
 
  
 自分で読んで良いと思ったところに線を引き、
それをグループ内でシェアしていきます。






藍澤先生が挙げる、ファシリテーションの効果としては
①「それもあるな」→自分の気づかなかったよさを知れる=広がり
②「同じだ」→自分が気づいた良さを友達も気づいていた=安心感・共感
③「それ言いたかったんだ!」→説明し合ううちに”よさ”を言語化出来る=深まり
の三つがありました。

参加者からも、今回のワークを通して気づいたことや
授業に対するコメントをポストイットに出してもらい、
グループ内で共有した後に、藍澤先生にフィードバックとして
読んで頂きました。


続いて、保科先生によるミニワークを交えたプレゼン。
「FT20への挑戦」(FT20・・・20分で出来る教室ファシリテーション)
と題して、学校現場にファシリテーションを取り入れることへの
可能性や今後の展開について語って頂きました。

 
「ファシリテーションが有効なのは分かっていて、総合や道徳、学級活動の時間には取り入れているけど、教科の授業の中に取り入れるにはまだどうしていいか分からない。。。」という声をもとに、
短い時間で学習の中にファシリテーションを取り入れるためにはどうしたらいいか。
 
保科先生は、ファシリテーションには3つのタイプがあるとおっしゃっています。
①推測
②質問
③要約
それはズバリこの3つ!
 
この観点から全員がいろいろ声に出して
質問や意見を出し合える場をつくることが大切だということです。
 
授業をいくつかの場面に分けて考えると、
⑴授業のはじめ
「前の時間で勉強したことは何だっけ?」
⑵授業中の話し合い
「分からないことをお互いに質問してみよう!」
「自分の予想を出し合ってみよう!」
⑶授業のまとめ
「今日勉強になったことって何?」
「今日勉強したことを簡単に説明してみよう!」
 
などの問いかけが出来るとのご提案でした。
 
 

実際に、問いかけに対するワークを体験。

「わたしの中にも」というタイトルから
詩の内容を推測するというワークは
子どもたちの意欲や興味を引き出す目的があるとの説明がありました。
 
保科先生は最後に、「ファシリテーションを授業に導入することは
きちんと場を設定すれば、どんな教科でも誰にでも出来ること。
だからこそ、どんなことを学ばせたいのか、目的意識をしっかり持つために
教材研究が何よりも重要になってくる」とおっしゃっていました。

参加者の方の感想からも、「何のためのファシリテーションか、教員自身が理解し、
授業でやる以上、”生徒に学ばせる部分”をしっかり押さえることが大切だよね」
という声や、「授業のねらいに即した有効な手立てとしてファシリテーションを導入していきたい」という声が挙がっていました。


 最後に、2人の先生の発表や今回行ったワークを通して見えてきた、
ファシリテーションを授業に取り入れる上で
大切なことは何か、全体で出し合っていきました。

ポストイットに1人1人が思うポイントや視点、要素を書いて
模造紙に貼り、集類。


おさえたいポイントや、大切にしたいことが
新たに見えてきた時間でした。


今年度の研究会は、今回がラストでした。
振り返ると、今年は
①ファシリテーションスキルを学ぶ
②異分野ファシリテーションから学ぶ
③テキスト体験ファシリテーション
という3本柱を軸に様々な学びを深めていった一年となりました。
 
研究会顧問の野上先生が
「来年度はもっとたくさんの方にこの研究会の場で
実践発表をしてもらいたいし、ネタを持ち寄って頂きたい。
皆で学び深めていけたら」と、おっしゃるように
研究会が
これからも沢山の人の手で、様々な学びが生まれる場であるよう
活動していきたいと感じました。 

2014年度、研究会に携わって下さったみなさま
                    
本当にありがとうございました。
来年度も、よろしくお願い致します!



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■日 時:2014年11月25日(火)19:00~21:00
 
■場 所:新潟青陵大学 6号館6201号室

■参加者:34人

■内 容:「ファシリテーションを授業で導入する!
~20分でできるファシリテーションネタを持ちよろう 第2段~」
 発表者 新潟市立上山中学校 藍澤まき子先生
    新潟市立小合中学校 保科賢一郎先生
 
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・発表「文章の”よさ”を表現させるための手立てとしてのファシリテーション」
    「FT20への挑戦」
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