2015年6月29日月曜日

6月定例会のご報告

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

新潟市にもようやく梅雨のような天気がやってきましたね。
7月ももう一週間終わりました。夏はもう目の前ですね。


さて、大変遅くなりましたが、6月定例会のご報告です。

6月の定例会は、研究会初の学生企画!ということで
「今(これから)求められる教師像とは?―大学生と考える」というテーマで
場をつくらせていただきました。

今回のプログラムは、教師になりたい・教育に関心のある学生の声をもとに、
組み立てたものでした。

学生の声・想いとしては、
・教師の素直な体験談や、生の声を聞きたい。教師をやっていて、楽しいことやつらいことは?
・大学で学んでいることは本当に意味があるのか?知識の獲得と、実践が同時に行われていない。教育実習やボランティアくらいしか、現場にガッツリ入る機会が無い。→自分が教員になったてすぐに現場で何か問題が起こった時、解決する力、立ち向かう力をちゃんとつけれているのか分からない。
・・・
などがありました。


順を追って、当日の流れを振り返っていきたいと思います!

 
まずは、オープニング。
学生の想いや、この時間みんなで大切にしたいグランドルールなどを確認しました。
 
 


次に、アイスブレイクとして「24時間以内にあったGOODなことやNEWな気付き」と
「今日この会に期待すること」を紙に書き、
時間内に出来るだけ沢山の人と共有していきます。
簡単な自己紹介と、別れ際のハイタッチも忘れずに(^^)

そのまま3人グループをつくり、「ごちゃまぜインタビュー」へ。

3人が聴く人・話す人・見取る人(記録する人)の役割に分かれて、
お互いの想いや考えを聞き合います。

インタビューの質問例は
・どうして教師になったの?なりたいの?
・ご自身の職場や学校で感じる、楽しいこと・つらいことは?(仕事のやりがいや醍醐味、困りごとは?)など。

学生、教員・社会人の方にとっても、普段お互いの素直な想いを聞き合うことはあまりないため、
あっという間に時間が過ぎましたね。







続いて、ワールドカフェ風のグループトーク。

第一ラウンドは、今回のテーマにもなっている「今(これから)もとめられる教師とは?」という問いについて、各グループで意見を交わしました。



 
その後、学生を残しメンバーを入れ替えて第二ラウンド。
テーマは「そのような教師が育つためにはどのようなことが必要か?」
 
前回のグループの話の内容も共有しつつ、
教員を育てる・育つことについても話を深めました。
 





話が深まってきたところで、まずは個人でのハーベスト。
ラウンド1、ラウンド2のグループワークの内容について
自身の新たな発見や気づきをそれぞれ別のカラーのポストイットに書き出します。
また、それを踏まえて「明日への一歩」ということで
自分が明日からやってみたいことも、ポストイットへ。

書けたら各グループごとに共有し、黒板の模造紙に貼っていきます。


模造紙に貼られたポストイットを、学生に集類してもらいました!ありがとう。


そして、最後に今日の定例会に参加した学生から
「ひとこと宣言タイム」。



生徒をワクワクさせる教師になります!」「火をつけ続ける自分でいる!」
「とことん、好きなことを追求する!」

など、今感じている素直な言葉をありありと話してくれました。


 それを見つめてしっかり聴く、大人たち。
学生の熱い想いに、会場も熱を帯びていましたね。
 
最後に各グループで今日の感想共有をして、クロージング。
 
 
終始笑顔があふれる、素敵な場となりました!
 
 
今回の参加者の感想として、
・興味をもって、今日この会に来た一歩が、この先のあなた(自分)にとって、楽しく学び続ける大きな一歩になるなあ…と感じました。
・先生の仕事にちゃっと夢を持っている学生にあえて、とても新鮮でした。先生でいることがあまりにも当たり前になっているのだなぁ。
 
・キラキラした瞳!忘れずにいくぞー!自分の思い込みにならないよう、気を付けるぞ!
ワクワクした毎日に、自分もするぞ!させるぞ!オー!
 

・いろんな学生の話を聞いて、いろいろな刺激を受けることが出来ました。すごく楽しい雰囲気で話し、聴くことが出来ました。
 
・教師になりたいという学生が、一生懸命に学ぼうとしている姿が素晴らしいと思いました。今日、今この時学んだことが将来の教師へつながると信じて、学び続けていってください。
 

・夢を抱く人のまぶしさ。

 
・学生の気持ちや想いや、実際の現場にいる教師の方々の貴重な意見を伺うことが出来て良かったと思います。自分も改めて自分の考えを整理出来たような気がします。
 
 
などが挙げられました。
 
学生も、教員・社会人も、お互いの想いを聴き合うことによって
刺激が得られたようですね。とっても素敵な場でした。
 
 
私自身、高校3年生の時にこの研究会に出会い、
ファシリテーションを通して多様な立場の人が考えを深めていく場の可能性を感じ、
新潟へ飛び込んだことを思い出しました。
 
それから3年間、毎月この研究会に関わる中で
沢山の方との対話を重ねながら、ファシリテーションや学校・教育についての理解を深めることが出来ています。
今回の会を、全体ファシリテーターとして進めさせていただきましたが、
たくさんの先生方や参加者の方から「成長したね」「頑張ったね」とあたたかい声をかけていただいて、
 
今回このような場をつくれたことは、参加して下さった学生、先生方、皆さんはもちろんのこと、
ここでの3年間の学びの積み重ねと、いつもあたたかく見守ってくださる、
この研究会に集う方々のおかげなのだと改めて思いました。
 
本当にありがとうございました!
 
今後も、多様な立場の人が集う素敵な場であり続けたいですね。
 
はじめての方も、是非お気軽にご参加ください!
来月もお楽しみに(*^-^*)
 

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■日 時:2015年6月26日(金)19:00~21:00
■場 所:新潟青陵大学 6202
■参加者:30人
■内 容:
 
「今(これから)求められる教師像とは?―大学生と考える」

・アイスブレイク
・ごちゃまぜインタビュー
・グループワーク×2
・ハーベスト
・全体共有
・学生からのひとこと宣言
・ふりかえり

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7月定例会のご案内

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

先日の6月定例会では、
たくさんの学生、教員、社会人の方と一緒に
「これからの教師像」について考えることができ、
あたたかで情熱的な場を皆さんとともにつくり出せたことを
本当に幸せに思います。ありがとうございました!
近々ブログにてご報告しますので、是非ご覧ください。


取り急ぎ、7月定例会のご案内です。

テーマは、「ファシリテーション授業の指導案を検討してみよう」です。
みなさんから知恵やアイデアを借りたい人、大募集!
教科書、取り上げたい単元に関する資料などありましたらご持参下さい。
もちろん、授業についてよくわからないという方も大歓迎!
プログラムづくりのコツが学べると思います。

奮ってご参加ください!
 
■日時:平成27年721日(火) 19:0021:00
 
■場所:青陵大学 6号館
 
■参加費:500円(学生100円)
 
■申込み:お手数ですが以下のフォームにご記入下さい。
 
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

2015年6月24日水曜日

2015年夏のファシリテーションセミナーのご案内

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

大変遅くなりましたが…今年もやって来ました!!!
夏のファシリテーションセミナーのご案内です。

おかげさまで5周年を迎えるこの夏のセミナーですが、
今回は特別ゲストをお呼びして、みんなで地域教育について考える会にしたいと思います。

『地域教育プログラムのつくりかた
~子どもが主役で地域を舞台にした授業をつくるには~』と題して、
これからの地域や社会を生き抜くこどもたちの力を、学校だけでなく地域とともに育てていくにはどうしたらよいのかを考えます。

先生方はもちろん、地域教育コーディネーターのみなさん、社会教育に関わる方やNPO、行政、地域連携や教育に興味のある方ならどなたでも、奮ってご参加ください!

また、今回は広報が遅くなってしまったので
みなさんの口コミ、知人へのお声掛けをお願いしたいです。

どうぞよろしくお願いいたします!

申込は、こちらから→http://goo.gl/forms/PnsEigQlnp


【セミナー概要】

地域教育プログラムのつくりかた

~子どもが主役の地域を舞台にした授業をつくるには~
ファシリテーションの考え方や手法は、学校現場や地域づくり、企業など様々な場で活用されています。一人ひとりが持っている想いを紐とき、知恵を合わせて価値をつくっていく営みは、学校や社会でもますます必要とされています。

今回は、北海道より特別ゲスト近江正隆さんをお招きして、これからの地域や社会を生き抜く子どもたちの力を、学校だけでなく、地域とともに育てていくにはどうしたらよいのかを考えます。地域を舞台に子どもたちがイキイキと活動するための授業・学校づくり、そこから発展する地域づくりのアイディアについて、知恵を出し合いましょう。

■日時: 201586日(木)13:0016:3012:30受付開始
■場所:天寿園(新潟市中央区清五郎6338
■対象:小・中・高・大学の教員、地域教育コーディネーター 保護者、NPO、社会教育に関わる方など、 地域連携や教育に関心のある方ならどなたでも
■定員:80名
■参加費:2,000円(資料代を含む)

■プログラム:
【第一部】基調講演
「子どもを核とした学校や地域づくりのための仕組みやポイントとは」
…㈱ノースプロダクション 代表取締役 近江正隆氏 

【第二部】事例発表
「地域を舞台に探求型学習〜古町スイーツで商店街を元気に〜」
…新潟市立新潟小学校

「課題解決型キャリア教育の実践
~アートの力で地域課題解決に挑戦~」
…新潟市立内野中学校

【第三部】わくわくプロアクションカフェ
各自の事例や課題について、皆で知恵を出し合おう!

主催:にいがたファシリテーション授業研究会  共催:みらいずworks  
後援:新潟県教育委員会、新潟市教育委員会新潟県中学校教育研究会、新潟県小学校教育研究会


★ゲスト:近江正隆(おうみまさたか)氏

1970年・東京目黒生まれ。
2008年に農家と漁師を応援する企画会社(株)ノースプロダクションを設立。2010年から農林漁業者とともに都会の高校生の受入「農村ホームスティ」を実施。浦幌町では、2008年より町と町教委と共に「うらほろスタイル推進地域協議会」を結成。町内の小中学校と地域が一体となって進める「うらほろスタイル」を通して、ふるさと浦幌町への愛着を育み、子どもたちが夢と希望を抱けるまちづくりを進めている。著書『だから僕は船をおりた』(講談社/2010年)



2015年6月13日土曜日

6月定例会のご案内

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

大変遅くなりましたが、6月定例会のご案内です。


6月は、研究会初の?!大学生企画!

テーマは、「今(これから)求められている教師像とは?―大学生と考える」です。

新潟大学をはじめとする県内の教師を目指す、教育に関わりたい、関心のある大学生が集まって、研究会にいらした皆さんとテーマについてざっくばらんにお話する会にしたいと思います。

大学生、教育に関心のある方、大学生と一緒にテーマについて考えたい方等、
どなたでも奮ってご参加ください!



■日時:平成27626日(金) 19:0021:00

■場所:青陵大学 6号館
 
■参加費:500円(学生100円)
 
■申込み:お手数ですが以下のフォームにご記入下さい。
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

2015年6月7日日曜日

5月定例会のご報告

みなさん、こんにちは!
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。
6月になり、涼しげな風が気持ちの良い日が続いていますね。
これから梅雨入り。体調にはくれぐれもお気を付けください!

さて、遅くなりましたが5月定例会のご報告です。

5月は、
ファシリテーショングラフィックを用いながら、
ファシリテーションの本質にせまろう
というテーマ。
様々な立場の方々が一緒になって、ファシリテーションの本質について考えました。
 
 
まずは、アイスブレイクとして
お絵かきゲーム。
グループの中で、一人ずつお題についての絵を書き、
残りのメンバーが何の絵か当てたら
次の人にバトンタッチしていきます。
 
一回目のお題は「学校」
二回目は、「新潟と言えば?」
 
時間内によりたくさんの絵を模造紙に書けた
グループが勝ちなのですが、大変盛り上がりました。
 
ファシリテーショングラフィックを書くときに、
「アイコンが上手く書けない」という声を
良く聞きますが、難しく考えたり、上手く書こうとするのではなく、
 
このゲームのように、簡単に、分かりやすくそのモノや、
その場の雰囲気・臨場感を伝えられるようなアイコンを
書くように心がけてみてはいかかでしょうか。
 
次に、

 
 
次に、グループごとに
ファシリテーショングラフィックを使って
「ファシリテーションでついた力で学校と社会はどう変わるのか?」
というテーマについて話し合いました。
グループの中で役割分担をし、ファシリテーターとライターは
共有→発散→探究→収束
という流れを意識します。

 
それぞれのグループの話し合いの様子。↓
時間があっという間に過ぎていきましたね。




 
時間がきたところで、グループごとに
問いに対しての答えを2つ絞ってもらい、
黒板に集約しながら、全体で共有しました。
 

 
 


「個性と協調性が両方育っていく」
「柔軟性のある社会へ」
「信頼・安心感がつくられていく」
「関わり合いの良さを知り、もっとお互いが関わりたくなる学校・社会へ」
「自発的に、積極的に、時代をつくりだせるようになる」
 ect…
たくさんの意見が、構造化されることによって
問いについて様々な見方をすることが出来ましたね。


そして、第二ラウンド。
ファシリテーターやライターの役割を交代して
「こういう学校・社会をつくるために、私たちは今何が出来るのか?」
という問いについても話し合いました。

 


その後、グループごとに話し合った結果を
今度はギャラリーウォークでFGを見合いながら共有。



 
グループごとにアプローチの仕方が違っていて
面白かったですね。
 
最後に、各グループでふりかえり。
今日の感想と明日から自分が取り組んでみたいことを
共有しました。
 
ファシリテーションの考え方や手法によって
全員で、答えを見つけ出していく・何かを生み出していくプロセスは
やはり楽しいものですね。
 
今後も、本質を追求しながら
それぞれの現場でファシリテーションの考え方や手法を使った
取り組みを増やしていきたいですね。
 
 
来月は、研究会初の?!大学生企画!
 
来月も、お楽しみに(*^-^*)
 


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■日 時:2015年5月21日(木)19:00~21:00
 
■場 所:新潟青陵大学 6202
 
■参加者:33人
 

■内 容:
「ファシリテーショングラフィックを用いながら、
ファシリテーションの本質にせまろう」

 
・アイスブレイク
・グループワーク①
「ファシリテーションでついた力で学校や社会はどう変わるのか?」
・全体共有
・グループワーク②
「こういう学校・社会をつくるために、私たちは今何が出来るのか?」
・ギャラリーウォーク
・ふりかえり
 
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