2016年12月26日月曜日

【ご報告】本の出版に関して、助成金をいただきました。

本の出版に関して、ご報告です。

この度、公益財団法人日本教育公務員弘済会新潟支部より
平成28年度教育研究助成事業「グループ研究助成」として、10万円を助成していただけることになりました。

12月20日(火)に、担当の本間則昭様が新潟青陵大学の岩崎研究室にお越しになられ
助成金の贈呈式を執り行いました。

助成金をいただくことができることに感謝するとともに、
今後も新潟の教育のため、活動を進めていく所存です。




★公益財団法人 日本教育公務員弘済会新潟支部



2016年12月20日火曜日

1月定例会のご案内

みなさん、こんにちは。学生スタッフの角野です。

今年も残り11日となりました。
よい締め括りができるよう、大切に過ごしていきたいですね。

さて、来年度はじめの
わくドキワークショップのご案内です。

今回は「わくわくファシリテーション」を執筆した先生方から、
わずかなページでは語り尽くせなかった詳細をお話いただきながら
みんなで学びを深めるシリーズ第1弾!

学級づくりについて執筆いただいた、武藤先生のお話を基に、
子どもたちの対話や関係性づくりについて、皆で考えを深めたいと思います。

是非お越しください♪


<1月わくドキワークショップ>

■日時:2017年1月24日(火) 19:00~21:00

■場所:新潟青陵大学 6201講義室

■ゲスト: 新潟市立白新中学校 武藤朋美先生

■テーマ:
「対話できる子をどう育てるか
 ~ファシリテーションによる合意形成、課題解決を軸とした学級づくりを通して~」(仮)


■参加費: 500円 (学生100円)

■申し込み:
お手数ですが以下のフォームにご記入ください。


どうぞよろしくお願いいたします。


出版記念パーティ&忘年会を開催しました

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

先週末は、本研究会が発行いたしました「これでできる!わくわくファシリテーション~アクティブ・ラーニング時代の授業づくり・学校づくり~」と、みらいずworks発行の「教育ファシリテーション入門~人と集団が成長する場をつくる~」の出版記念パーティ&忘年会を開催しました。

カーブドッチの美味しいランチコースとワインを頂きながら、
本が出来た喜びや、これからの教育へのワクワク感を分かち合った2時間♪

新潟日報事業社出版部の羽鳥様にもお越しいただき、
出版にまつわる想いやエピソードをお話いただきました。

今回出版された「わくわくファシリテーション」は、
忙しい先生方が授業のスキマ時間を活用して少しづつ読めるように工夫されており、
「忙しい読者を気遣った本づくりのヒントを得られました」と羽鳥さん。
日々学校現場で実践を重ねる先生方が、本を手に取る先生方を思い浮かべながらつくった本だからこそ、込められた想いや知恵が満載の一冊です。

沢山の方々の想いがつまったこの2冊本、
より沢山の先生方やこれからの教育を共につくっていく皆様のお手に届くように
これから丁寧に売っていくぞ!と想いも新たにしました。

この2冊が相乗効果をもたらし合いながら、
今後の新潟の教育をより豊かに盛り上げていくための本となりますように。

お越いただいた皆様、素敵な時間をありがとうございました^^


まだの方は是非お手にとってみてくださいね!
本のご注文はコチラから♪
↓↓↓

https://drive.google.com/file/d/0BxGiW4f_ZSYsUUlnUGdvYjloaGM/view?usp=sharing
 (チラシ)

http://www.nnj-book.jp/shopdetail/000000000619/
 (新潟日報事業者 BOOKS)

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以下、当日の楽しい写真をアップします^^


山内代表による開会のご挨拶、羽鳥様より出版にあたりご祝辞をいただきました。


そして、岩崎先生による乾杯のご挨拶!



中盤、美味しいお肉を頬張りつつも、
「1分BOOKトーク」と題したWSがスタート。

著者の方々にマイクをまわしながら
自分の担当ページの
*苦労したところ
*届けたい&伝えたいメッセージ 
などをお話いただきました。






その後、デザートを食べながら本のPOPづくりタイム。
*おすすめポイント
*本に期待すること
などを1人1枚A4用紙に書き出し、共有しました。

最後は本のPOPを持って全体でパシャリ。


















みなさんの笑顔が素敵ですね!
わくわくな出版記念パーティ&忘年会となりました。

2016年も、本研究会で学びをともに深めてくださった皆様、
誠にありがとうございました。
来年度も、どうぞよろしくお願いいたします。


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<出版記念パーティ&忘年会>

■日時:2016年12月18日(日) 13:00~15:00

■場所:レコルタカーブドッチ

■参加者:19名

■内容:
・わくわくランチ
・1分BOOKトーク
・本のPOPづくり
・記念撮影

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2016年11月24日木曜日

出版記念パーティ&忘年会のご案内

みなさん、こんにちは。学生スタッフの角野です。

師走も近づいてきましたね。
12月には毎年、この研究会も忘年会を行います。

ご案内が遅くなってしまいましたが、11月に研究会から2冊目の本が出版されました!
ということで、今年は「出版記念パーティ」と「忘年会」をセットで行いたいと思います♪
(また、みらいずworksも教育ファシリテーションのブックレットを
10月に発行いたしましたので、こちらもセットで記念パーティとしたいです^^)

本を執筆してくださった先生方はもちろん、
本を読んでみたい!と思ってくださった皆様、
そして集まったメンバーと教育ファシリテーションや授業づくりについて
和気あいあいとお話したい皆さま!
どなたでもご参加できますので、ぜひぜひお越しください^^

毎年、忘年会には初めての方も含め、様々な方にお越しいただいております。
カーブドッチの美味しいランチとお酒とともに(昼間から!笑)
豊かで楽しい時間を過ごし、来年を迎えましょう~。

どうぞよろしくお願いいたします。

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<出版記念パーティー&忘年会2016>


■日時:20161218日(日)13001500


■場所:レコルタカーブドッチ 3F
 http://r.gnavi.co.jp/d3hy5jcv0000/


■会費:3000円(ランチ、ワイン・ソフトドリンク付)


■申し込み:
 お手数ですが、こちらからご記入お願いいたします。
 →https://goo.gl/forms/JiNQT64sE7R05tc52

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11月定例会のご報告

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。

最近は雨風が強く、今年の初雪はいつだろうとドキドキしています。
寒さが益々厳しくなってきました。皆さま、くれぐれもご自愛くださいね。

さて、11月のわくドキワークショップ(定例会)のご報告です。


11月のテーマは、
「学校ファシリテーション あるある相談室」。

学校現場でファシリテーションの考え方やスキルを活かした
授業づくりや取り組みは定着しつつありますが、
それぞれの現場で「実践しているからこそ」見えてきた課題や
疑問、いきづまっている壁…も同時に生まれています。

今回は、ファシリテーションを導入して今年で6年目である新潟市立濁川中学校の、
倉島庸子先生をゲストにお迎えし、実践事例を発表していただきながら、
先生が感じられている課題や不安なこと、今の悩みについても共有いただきました。
そして後半は、それらの問いに対してグループに分かれ全体で知恵を出し合いました。

では、内容を簡単に振り返っていきます。


今回は、学校関係者の方々を中心に、企業やNPOの方など、多様な19名の
方々が参加してくださいました。
ということで、まずはチェックイン。
立ち上がって2人ペアをつくり、それぞれがファシリテーションに関して
もやもやしていることや壁だと思っていることについて、ちょっぴり共有し合います。

その後、全体でもそれぞれが抱えているもやもやを共有しました。
★今回は、青陵大学さんの教室に完備してある「インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)」を使って、ファシリテーショングラフィックを描かせていただきました。
岩崎先生、ありがとうございます!^^ (http://www.ricoh.co.jp/iwb/)


その後、倉島先生から濁川中学校の実践発表をしていただきました。
特に、倉島先生自身が今年取り組まれた
「地域貢献活動」の実践と、職場体験活動における活用について
中心的にお話いただきました。


 地域貢献活動は、まさに地域の方と一緒につくり上げた活動。
 中学生が、午前中の地域での清掃活動の後に、地域の人と一緒に昼食を食べ、
 その後、午後から「地域のために私たちができることは?」というテーマで
 地域の人と一緒にワールドカフェ形式で考えを深め合うという活動です。
 学校での事前・事後指導の設計から、当日のプログラムデザイン、
 地域教育コーディネーターさんとも協力して行った地域の方々とのやりとりについてなど
 様々なお話を聞かせていただきました。
 このように、地域に出て、地域の方々と、地域の一員として、
 人と関わっていく力を育んでいくためにも、ファシリテーションで多様な意見を認め合ったり
 お互いを尊重したりすることが大切なのだと改めて思いました。

 



また、職場体験学習の学びを深め、個に落としていくための
「事後学習」についての実践もご紹介いただきました。

体験発表のみに終わらず、その後えんたくんを使って
「働くために必要なことは何か?」というテーマで
保護者や体験先の事業所の方も巻き込んだグループワークを行い、
話し合いで得たことを個々の「ステップアップカード」というワークシートに
記入していく流れをお話いただきました。


そんな倉島先生が感じていらっしゃる悩みとして、以下の3つを共有いただきました。

①ファシリテーションやグラフィックの技術を、どう子ども達に指導していけばよいのか?
   そもそも、教員もあやふや…子どもたちが目指していく姿は?
②ファシリテーションの活動の運営面について
  教員間での理解や方針の相違をどう乗り越える?/FTの現場での生徒との関わり方について  
③効果的な収束のさせ方は?(個に返していく方法について)
  話し合ったり生み出したものを、次に生かしていくためには?

後半は、それぞれ3つのグループに分かれて
問いについて知恵を出し合う時間となりました。


それぞれのグループで、
悩みが深まったところもあれば、様々な切り口から
深められたところもありました。

③のテーマについて話し合ったグループでは、

・そもそも、「個にかえす」をどうとらえるのか。
・個に返していくためには、「何のために」の部分が子どもたち自身から
生まれていている状態じゃないと、活動を自分で振り返ることができないのでは。
(やらされている活動で、自分に学びを落とし込んでいくのは難しい)
・思考の深まりを可視化し、さらに深めていくポートフォリオ等が必要

このような意見が発表されていました。

最後、チェックアウトの後に倉島先生からは
「子どもたちのことが置き去りになっていたかも・・・。
ツールやスキルにこだわりすぎるのではなく、
目の前の子どもたちと向き合う中で、今後も模索していきたい!」
というコメントをいただきました。

そうですよね。
ファシリテーションの考え方やスキルで大切なのは、
目の前の人と自分がどう関わっていくか
どう共に在るかという部分ですよね。
そんな自分の「あり方」を見つめなおすところから
子どもたちと一緒に問うことができたらいいなぁと、
私も改めて思いました。

倉島先生、参加者の皆さま方、
学び深い時間をありがとうございました!!
次回もお楽しみに♪


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■テーマ:「学校ファシリテーション あるある相談室」

■日時:2016年11月14日(月)

■場所:新潟青陵大学 6号館

■ゲスト:新潟市立濁川中学校 倉島庸子先生

■参加者:19人

■内容:
・チェックイン
・事例発表
・グループワーク
・ハーベスト
・チェックアウト

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2016年10月22日土曜日

9月定例会のご報告

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野です。

最近は、気持ちの良い秋晴れが続いて嬉しいです。
朝晩の冷え込みに、冬の気配を感じますね。

さて、大変遅くなりましたが、9月のわくドキワークショップ(定例会)のご報告です。

今回のテーマは、「アクティブ・ラーニングとファシリテーションはどう違う?」。
この問いに対して、
ゲストの岩崎先生(新潟青陵大学)の投げかけをもとに
参加者のみなさんと一緒に考えを深めた2時間でした。

写真を中心に振り返っていきたいと思います。


今回も先生を始めとする学校関係者の方だけでなく、様々な現場の方々が28名集いました。
初めての参加の方も多く、このテーマにおける関心度の高さがうかがえました。


まずは、岩崎先生による情報共有の時間。


次の学習指導要領の枠組みと、そこで挙げられている議論を基に、
アクティブラーニングやファシリテーションが叫ばれている背景を共有していただきました。


・有名な話ですが、米国ニューヨーク市立大学大学院のCathy Davidson氏は
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業につくだろう」と言及しています。
・オックスフォード大学のM・Osborne氏により「消える職業、なくなる仕事」のリストも公表されており、人間にしかできない新しい発想や価値を生む以外の仕事はすべてロボット・機械に奪われると予測されています。
・また更に、「コンピューターの性能は指数関数的に向上し、2045年に人類は生物としての限界を超える=シンギュラリティ(技術的特異点)」つまり、コンピュータの知識が生物としての人間の知能と区別がつかなくなるまでになる時代がやってくるとも予測されています。

子どもたち、そして私たちを取り巻く環境・社会は、驚くべき速度で変化しているのです。


また、そんな中、日本や世界中のあちこちで叫ばれている「人口減少」問題。
新潟県も無論例外ではありません。



そんな中、生徒が「消費者」の気分で学校に来ている状況を問題視。
しかしそれは、「生徒が」「家庭が」「時代が」悪いのか?
授業の在り方にも問題があるのではないか。

・真理を探す楽しさを教える
・複眼的に思考する楽しさを教える
このことが、必要になるのではないか。


また、日本の子どもたちは諸外国に比べて自尊感情が低いことが内閣府の調査からも分かります。


自尊感情は、他者との関わりの中で獲得される感情であることも分かっています。



また、2020年の教育改革について、特に入試改革における変化を紹介していただきました。






こんな内容の個別試験も行われることが普通になります。

入試を通じて、
自分自身の「生き方・在り方(自分軸)」が
自覚されているかが問われてくるのです。



また、大学入試改革と同じ方向性の「改革」が
中等教育学校の入試でも行われつつあります。

実際に、とある中等教育学校の入試問題(適性検査)にもチャレンジしてみました。








入試問題ですが、決まった解答がある訳ではありません。
最後まであきらめずに考え、表現する力、意欲、様々な力を総合的にみているのです。



そのような力をみんなで育むために、重要なのは「対話」なのではないか。




対話とは、知識を「知恵」に変えるプロセスなのではないか。


教師の子ども観・授業観の転換が
これからの社会を生き抜く子どもたちを育むためには
大切なことなのではと、岩崎先生から投げかけてくださいました。



ここで、教育現場で生かすファシリテーションの考え方や手法を
紹介いただきました。





これらの問題提起・情報共有を踏まえて、グループディスカッション。
ファシリテーションやALについて、疑問点や問題点をぶつけ合い、
対話を楽しみました。








・主体的、対話的で深い学びの質を高める手法がファシリテーションなのではないか
・ファシリテーションはALを実践するための手法であり、考え方
・新学習指導要領におけるファシリテーションの位置づけは?

様々な意見が飛び交いつつも、よいモヤモヤが残る
素敵な時間となりました。
これからも、学校現場におけるファシリテーションについて
みなさんと共に探求を続けていきたいと思います。

問題提起&情報共有してくださった岩崎先生、そして参加者の皆様、
ありがとうございました!!


来月は年内最後の定例会です。
皆さんのご参加をお待ちしております^^


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■テーマ:
「アクティブラーニングとファシリテーションはどう違う?
 ―新・学習指導要領におけるファシリテーションの在り方を考える―」


■日時:2016年9月12日(月)19:00~21:00

■場所:新潟青陵大学 6号館

■ゲスト:岩崎保之先生(新潟青陵大学 教授)

■参加者:28人

■内容:
・チェックイン
・ゲストスピーカーの話
・グループディスカッション
・全体共有
・ふりかえり

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