2016年6月13日月曜日

7月定例会のご案内

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野仁美です。


6月に入り、いよいよ梅雨入りでしょうか。
雨の降る日々も、楽しく元気に過ごしていきたいですね♪

さて、7月定例会のご案内をいたします。

7月のテーマは、防災教育!
中越から、NPO法人ふるさと未来創造堂の中野雅嗣さんをゲストにお招きし、
『防災』を題材にした、地域教育プログラムについて
学校・地域の声や様々な現場での実践を基にお話いただきます。

地域と上手く連携して、子どもたちの学びを引き出したい先生方や、
学校とコラボするための新たなヒントを得たい地域で活動するみなさま、
ぜひお仲間と一緒に、ふるってご参加ください(^^)



【タイトル】
『困ってませんか?防災教育
ファシリテーションとUDLで、防災教育をよりよい未来を創る教育に!
~21世紀型能力を育む学習題材に、防災はなれるのか?~』

安全教育の一環にとどまらない、子どもの生きる力を育む
”深化型防災教育”のポテンシャルを体験して、
ちょっぴり”わくどき”しましょう!


■日時:2016年7月14日(木)19:00~21:00

■場所:新潟青陵大学 6号館

■ゲスト:中野雅嗣さん(NPO法人ふるさと未来創造堂)

■参加費:500円(学生は100円)

■申込み:
お手数ですが、以下のフォームに記入をお願いいたします。
http://goo.gl/forms/11J7En20kwFDegnV2




2016年6月7日火曜日

5月定例会のご報告

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野です。

気持ちの良いお天気が続きますね。
このまま梅雨に入らないで欲しいなぁ~なんて思ってしまいます。

さて、大変遅くなりましたが、5月定例会のご報告です。

今年度初のわくドキワークショップ(定例会)は、
「ファシリテーションの基本に立ち返ろう」をテーマに、
3人のゲストをお招きし、ファシリテーションの基本であるプロセスづくりと、
ファシリテーションを行う上で大切な姿勢・心もちを学び合いました。

今年度最初!ということもあり、教師、学校関係者、企業、NPO、学生...様々な立場の方が集い、にぎやかな場となりました。



●ゲストのお話
新潟青陵大学の峰本義明先生と、新潟こども医療専門学校の渡辺彩先生に
事例発表をしていただき、
新潟県中学校教育研究会の山内伸二先生から「ファシリテーションの基本と授業づくり」と題してお話していただきました。


まずは、チェックインで「GOOD&NEW」。
今日初めて会った近くの人と、最近の良かったことや新たな発見を共有し合います。


事例発表①
「学習者自身が学習素材を選び、自由な学びをつくるためのプロセスづくり
~リーディングワークショップの実践~」

新潟青陵大学短期大学部 幼児教育学科
峰本義明 先生


「言語指導法Ⅰ」の授業実践をビデオ等で紹介しながら、国語の授業で学生が主体的に学びをつくるためのプロセスづくりについて、授業構成・授業計画をふまえてお話してくださいました。



学習者は、学習する自由と責任を持つ
=授業はその学習者に対応できるものであるべき

という、『学習者観の転換』がポイントでしたね!

授業のゴールや、本質的な『問い』を教師がしっかりと示せば、
学習者は、楽しみながら、責任を持って学びを自己選択していけることが
峰本先生の実践から伝わってきました。




峰本先生の事例発表を聞いて、感想や疑問を隣の人とシェア。
その後、質問タイムにうつりました。


例えば、
Q「生徒は”この授業で学んだこと”にどんなことを挙げていますか?」

→ビブリオバトルやBOOKトークなどを取り上げたが、「読む力」ではなく
「人と話す力、聴く力がついた」、「話すことが好きになった」という声が多かった

という質問のやり取りがありました。



事例発表②
「自分のリアル経験に基づいた、実践的な行動、思考プロセスづくり
~福祉・教育現場で働くために必要なリアル思考と対応の流れづくりの実践~」

新潟こども医療専門学校 渡辺彩先生


渡辺先生の方からは、「学生が”対話”をしながら学べる環境をつくる」ために
意識している行動・思考のプロセスづくりについて、専門学校での授業実践を基に
お話いただきました。



学校現場でのケース・メソッドを
学生がファシリテーショングラフィックを使いながらグループで検討していく事例を、
私たちも実際に体験!




これらの実践の中で、
学生のどのような学びが、どのように深まっていくのか
投げかけてくださいました。

同様に、質問タイムも盛り上がりましたね。
このような授業づくりにおいて、
『体験の違いによる学びの差異はどの程度のものなのか?』
ということが論点に。




最後に、

「『21世紀型能力』をつける授業改革はFTで!~ファシリテーションの基本と授業づくり~」

と題して、
新潟県教育研究会 山内伸二先生からお話いただきました。


これまでの授業・会議は、知識や技能の「習得」がメインでしたが、
目指す授業・会議の在り方としては、「活用」(21世紀型能力)が出来る場でなければ
いけませよね。



学び合う授業をつくるために、教師が必要な知識の枠組みとして
・教科の内容、知識
・指導の方法、知識
・生徒の(特性)知識
に重ねて、
『論理スキル』、『問題意識』、『対人スキル』が必要であるとのことです。

理科の授業(実験)を体験しながら、その具体的なスキルについて
みんなで理解を深めていきました。


実際の実験結果には、大盛り上がり!


質問タイムのあと、最後にふりかえりをしてクロージング。


今回ファシリテーションの基本に立ち返り、
ファシリテーター型の教師や職業人であるために
大切なエッセンスをたくさん得たので、
それぞれの現場で新たなチャレンジにつなげられるとよいですね!

次回の研究会も、素敵な学び合いの場をつくりましょう~!
お楽しみに(*^-^*)


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テーマ:「ファシリテーションの基本に立ち返ろう」

■日時:平成28年5月12日(木)19:0021:00


■場所:青陵大学 6号館


参加者:38人

■内容:
・チェックイン
・事例発表①「学習者自身が学習素材を選び、自由な学びをつくるためのプロセスづくり~リーディングワークショップの実践~」/新潟青陵大学短期大学部 幼児教育学科 峰本義明 先生
・事例発表②「自分のリアル経験に基づいた、実践的な行動、思考プロセスづくり~福祉・教育現場で働くために必要なリアル思考と対応の流れづくりの実践~」/新潟こども医療専門学校 渡辺彩先生
・講話「『21世紀型能力』をつける授業改革はFTで!~ファシリテーションの基本と授業づくり~」/新潟県教育研究会 山内伸二先生
・質問タイム、ふりかえり

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