2017年2月24日金曜日

1月定例会のご報告

みなさん、こんにちは。
にいがたファシリテーション授業研究会、学生スタッフの角野です。

2月も後半に差し掛かりましたが、まだまだ寒さが厳しい毎日ですね。
インフルエンザなどかからぬよう、くれぐれもご自愛くださいね。

さて、大変遅くなりましたが、1月定例会のご報告です。

1月は、「わくわくファシリテーション」で学級づくりについて執筆いただいた
新潟市立白新中学校の武藤朋美先生をお招きし、

『認め合い、支え合い、高め合う集団をどのように育てるか
~ファシリテーションによる合意形成、課題解決を軸とした学級づくりを通じて~』
というタイトルでお話いただきました!


普段、学級経営で大切にしている細やかなポイントや、
集団の高まりを、子どもたちが自分たちの言葉で語れるようになるための
【認め合い(安心感)→支え合い(自信)→高め合い(誇り)】というプロセスを
段階的に・計画的に学級経営に落とし込んでいく秘訣を
具体的な事例を交えてお話いただきました。



・【認め合い】→クラス全員で一体感を味わい、認め合い活動を積み上げながら、安心感を育む。
・【支え合い】→活動の意味の熟考や、実践の積み重ねによって個やクラス全体の自信につなげる。
・【高め合い】→クラス全員が『仲間のために』『クラスのために』同じベクトルで対話し、共感、アドバイスし合う過程がクラスの誇りを生む。

徹底的に生徒に寄り添い、問いかけ、委ね、語りかける武藤先生の『在り方』から
生徒たちがファシリテーションのスキルやマインドを学び取っているように、感じられました。

個として考えや想いをしっかり持たせ、それらを共有し掛け合わせながら、集団としての想いを紡いでいく。
温かくフォローしながらも、生徒を信じ、そのプロセスをも生徒に委ねる実践の数々、
本当に素晴らしいものでした。

動画にて拝見させていただいた、学級活動の様子では
ファシリテーター、ライター役の生徒に応え、全員で思いを共有し合う
生徒たちの真剣で温かな表情が印象的でした。


武藤先生のご発表の後は、質疑応答タイム。
「FT、ライター役の生徒を育てる工夫は?」「生徒自身に課題発見を促すために、どのようなことを意識していますか?」等、様々な質問が飛び交いました。

その後、グループに分かれて
武藤先生のお話を聞いての感想や、学級経営、集団づくりについて
感じているところを共有し合いました。








「担任の教師の姿は、鏡のように子どもたちの姿に映る」と
語られた武藤先生の言葉がとても印象的でした。

ファシリテーターとして、クラスの一員として、全員に寄り添い続ける。
そんな教師としての『在り方、姿勢』が、生徒たちのイキイキした集団づくりの
基礎であることを改めて教えてくださいました。

武藤先生、素晴らしい発表をありがとうございました。

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<1月わくドキワークショップ>

■日時:2017年1月24日(火) 19:00~21:00
■場所:新潟青陵大学 6201講義室
■ゲスト: 新潟市立白新中学校 武藤朋美先生
■参加者:20名

■内容:
・アイスブレイク
・武藤先生のご発表
・質疑応答タイム
・グループワーク
・ふりかえり

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